vol.097 互相相手の確保

すでに中国に到着した方も多いと思います。
直前準備特集、
今回は到着直後にすべき留学準備です。


今までこのメルマガで何度か語ってきましたが、
中国に留学する目的は文法学習ではありません。

文法の勉強は日本でもできる。
むしろ、
日本で日本語で書かれた文法書で勉強したほうが、
時間効率ははるかに良い。


日本ではできないこと。
それはネイティブとのやり取りです。

ネイティブとのやり取りで聴力、会話力を身に付ける。
それこそが、わざわざ中国に留学するメリットです。



それを実現するために効果的なのが、
「互相学習」です。

日本語を学ぶ中国人と、
互いの母語で会話練習をする。
それが互相学習です。


留学期間中、午前は教室で授業。
午後は中国人と互相学習。
夜は自室で予習復習や自習。

これが理想的な留学生活です。



ここまではみなさん分かってらっしゃるはずです。
このメルマガを中国で読んでるあなたも、
「そうそう」とうなづいているはず。



で、互相相手はもう確保しましたか？
え？まだ。
なぜ？



わざわざ会社を辞めて、
年間100万円のコストをかけて、
中国語を身に付けるために中国にやってきたんです。

ならば、1日たりとも無駄にしてはダメですよ。



1学期、1年という限られた留学期間です。
今日過ぎ去った1日は、決して戻ってきません。
何が何でも中国語を身に付けて、
キャリアアップ、転職をしないとダメなんです。

昨日、互相をしなかった。
そのことに対して、ヤバイ！と思えないとダメです。



では、互相相手ってどうやって探せば良いのか？



絶対にやってはいけないのは、
「友達に紹介してもらう」
です。


だってね、
いつ紹介してもらえるか分からないでしょ。
それまでずっと待って、ムダに時間を過ごすのですか？

ダメですよ。
それじゃ。

1年100万円です。
100万÷365≒2740

1日あたり約2800円です。
2800円ですよ！

1日が過ぎるごとに、2800円が消えていく。
手の平からお金が落ちていく。
その、チャリンという音を聞かないとダメです。

紹介してもらうのを3日待って過ごすと、
手の平から8400円が逃げていくんです。
ありえないでしょ？



一番手っ取り早いのは、
日本語の授業が行われている教室を探し、
授業が終わるのを待つ。

授業が終わると同時に教室に入り、
片っ端から声をかける。
「互相しませんか？」って。

あっという間に10人集まります。


気恥ずかしい？

何言ってるんです。
キャリア身に付けたいんでしょ？
今まで通りの生活がイヤなんでしょ？
人生変えたくて中国に来たんでしょ？

恥ずかしいなんて、
なにを中学生の女の子みたいなこと言ってるんですか。
がんばって1人に声をかけてみてください。
一歩踏み出せば二歩目からは簡単です。



まだ授業が始まっていない場合、
日本人教師の宿舎を訪ねてください。

日本語学科を持っている大学には、
必ず日本人の教師がいます。

彼らは「外国専家楼」などの名前の、
外国人教師用の宿舎に住んでいます。



校門の守衛さんにでも電子辞書片手で聞いて、
そこに行ってみる。
で、宿舎の管理人の人に聞く。

管理人がいなかったらどうするか？

簡単です。
適当な部屋のドアを叩きます。
出てきた人に、
「日本人教師の部屋はどこですか？」と聞く。

住んでるのはすべて外国人教師ですからね。
必ず知ってます。


で、日本人教師を見つけて、
互相相手を探してくれと頼む。
すぐに紹介してくれます。



いいですか。
すでに中国に入ってるんです。
授業が始まってなくても、
留学は始まってるんです。

留学って中国語を身に付けに来たんでしょ。
授業が始まってるかどうかなんて関係ないです。
中国語習得の日々はすでに始まってるんです。


ならば、
昨日も今日も明日も、
互相はしなきゃダメなんです。
してないのはおかしいんです。
ムダに手の平から2800円が落ちていってるんです。
チャリンチャリンと必死に稼いだ金が逃げていってるんです。
抱いてきた夢が一歩一歩遠のいていってるんです。



明日からなんて言ってたらダメです。
だって、今日の分の2800円が逃げていくじゃないですか。
今日一歩分、夢から遠ざかるじゃないですか。


昨日までの遅れを取り戻しましょう。
倍にして取り返しましょう。
今日から互相相手を確保して、
今日から勉強スタートです。



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【今週のまとめ】
1) 互相は毎日やるもの
2) なぜ昨日やらなかった？
3) 1日2800円のコストを意識せよ
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